電通デジタルは電通の小会社です。 電通のデジタル部門のような位置づけにも見えますが、自社事業もちょっとやってます。
基本的には広告周りのデジタル化の開発を担当することになるでしょう。 広告の運用に興味がある方には面白そうです。
Google Analytics だったり、AdSense を使ってきた人だけでなく、Facebook や Instagram に広告を出したことがある人は事業にも興味を持てるでしょう。
面接の流れ
基本的には人事の方が並走してくれます。 実際の面接は現場の方が行います。
- 書類選考
- 1 次面接
- 2 次面接
- 適性検査
- 最終面接
面接は 3 回あって、最終面接には本部長が出てきました。
最終面接は和やかな雰囲気で、ほぼ勝ち確のような雰囲気になります。
最終面接前に適性検査を受けます。詳細は書けませんが、ちょっと変わった試験でした。
何を聞かれるか?
他の会社で聞かれることとほぼ同じです。 軸となる価値観を整理した上で、回答はあらかじめ考えておきましょう。
- 転職の理由
- 転職してやりたいこと
- スキル
- 業務内容
- 併願企業
どんどん質問されてそれに答える、という感じでもなく、会話しながら「一緒に働きたい人」を探しているような雰囲気でした。
こちらからの質問は最低でも 3 つは用意しましょう。 最後に「質問ありますか?」の時間は必ず設定されます。
また、自分の職務経歴については詰まることなく論理的に答えられるようにしましょう。 なぜ転職するのか?の理由と、転職してやりたいことに一貫性をもたせましょう。
途中で人事の方が電通デジタルの評価制度や社内制度についてしっかり説明してくれるので、納得感を持って選考を進めることができます。
技術者としてのキャリアも用意されてます。 管理者にならなくても年収は上がっていくし、必ずしもコンサルタントにならなくてもよい、という話ではありました。
もちろん、中に入ってみないと実態はわかりませんので、全部鵜呑みにはできませんが、技術的にも面白いことをたくさんやっているし、エンジニアに優しい会社のようにも見えました。
大手 SIer からの転職も多く採用しています。
大手 SIer に疲れて転職したいが、年収はできる限り下げたくない、という人にとって良い選択肢となるでしょう。 大手 SIer では未だに襟付きシャツを強制されますが、電通デジタルは当たり前に私服です。T シャツにジーンズで OK です。
余談ですが、一度私服通勤を始めてしまったら、もう二度と襟付きシャツに革靴、みたいな大手 SIer の通勤スタイルには戻れません。 夏は普通にサンダルで通勤したいし、髪の色も自由にしたいでしょう。
エンジニアは自由で楽しいものです。SIer をやめて本当に良かったと思っています。
平均残業時間は 30 時間程度あるようですが、そもそも基準となる所定労働時間が 7 時間なので、ほぼ残業ないのと変わらないと思います。 普通の会社は所定労働時間は 8 時間ですから。
大手 SIer に比べたらずっとずっと労働環境は良いです。
オファー面談
オファー額は比較的高めだと思います。 管理職ではなくても 950 万〜1100 万の間のオファー額でした(特定を避けるために幅を持たせています)
交渉無しでこのオファー額なので、一般的には高めのオファー額が出るように思います。 在宅勤務もシェアオフィスも充実しているので、悪名高い「電通」の名前とは裏腹にめちゃめちゃホワイトな環境に見えました。
利用したエージェント
マイナビエージェントを使いました。 面接対策もしっかりやってくれたので、非常に助かりました。
面接前に読むべき資料
以下は電通デジタルのサービス一覧です。 自分の受ける部署に関係がある箇所はすべて目を通しておきましょう。
職務内容の簡単なまとめ
データ分析基盤やアドテク関連のシステム開発を行います。また、広告主様のニーズに応じてクライアント側のシステム開発や、自社オリジナルプロダクトの企画から設計、開発までも行います。 開発は電通グローバル拠点と一緒にプロダクト開発を行い、日本のみならず、海外グループ会社へのデリバリーも推進していきます。
【具体的には】
- 広告運用支援サービスのフロントエンド開発(React.js/サーバーレス/AWS)
- 機械学習を利用した広告効果改善サービスのフロントエンド開発(AWS/GCP)
【作っているサービス】 MIERO Digital(旧 EASI™ Monitoring)
面接のネタになるブログ
Dentsu Digital Tech Blog 電通デジタル オウンドメディア
テックブログは最近更新が止まりがちなので、飽きたんですかね...。