BASE は小規模店舗、個人事業者、副業希望者を主な対象としたネットショップ作成サービスです。
従業員数は 236 人。代表取締役 CEO は鶴岡裕太さんです。
オフィスは六本木にあります。東京タワーがものすごく綺麗に見えて、抜群の景観ですが、2022 年現在は基本的にはフルリモートで仕事をしています。
BASE の選考フロー
以下のような流れで選考が進みます。
- カジュアル面談
- 1 次面接(1 人)
- 2 次面接(3 人)
- リファレンスチェック
- 最終面接(CTO)
リファレンスチェックは「任意」とされていますが、実質的にはほぼ必須で、90%以上の人がリファレンスチェックに対応しています。
リファレンスチェックとは、現職または前職の上司 2 人に職務の内容を回答してもらう儀式です。
上司ではなく同僚でも良いパターンもあります。
フルリモートでリファレンスチェックのお願いをするのはけっこうハードルが高いですね。
リファレンスチェックで現職の上司に転職活動がバレる?デメリットばかりの最悪の制度
BASE の年収水準
Web アプリケーションエンジニア、という広い枠では 500 万円〜1000 万円。
新設チーム!ネットショップ BASE で、新規プロダクト「Pay ID」を開発する Web アプリケーションエンジニアを募集!
シニアエンジニアの場合は 800 万円以上となります。
【シニアエンジニア】知識・経験を駆使して自らの手でより良いサービスを作り出す楽しみを感じたい方を探しています
シニアエンジニアとしてジョインすれば、相当な高年収が期待できるでしょう。
BASE の技術スタック
BASE 社の技術スタックを紹介します。
バックエンドエンジニア
使っているプログラミング言語は以下のとおりです。
- Go(1.17)
- Python(3)
- PHP(7.3)
【サーバーサイドエンジニア】自分の業務がサービス改善に直に繋がる!自社サービスだからエンジニアとして企画から課題解決に携わる事が可能です
課題はレガシーとなった CakePHP をどうやってモダン化していくか、という点です。
フロントエンドエンジニア
- TypeScript
- Vue.js
Vue の 2 系がメインだったはずです。
OptionAPI で書かれていて、CompositionAPI は使っていないです。
React は部分的に取り入れているプロジェクトもあるとかないとか。でもメインは Vue.js です。
Base のエンジニア像
以下の YouTube を見ましょう。
100 名を超えても変わらないのは当事者意識。サービス開発組織が取り組む課題と展望
際立った特徴として、BASE のエンジニアは BASE のサービス自体が好きな人が多いということです。
自社のファンが自社のエンジニアになっています。
BASE 自体、BASE を使って何か購入するのを支援する福利厚生があります。
技術発信を積極的に行う人が多いです。 中でも PHP の発信が多い傾向があります。
CakePHP の 2021 年に EOL を迎えているので、こいつを何とかするのが直近の大きな課題です。
BASE のエンジニアリングマネージャーとは
Service Dev Section のエンジニアリングマネージャー加藤さんの YouTube は必見です。 【前編】BASE で初めて EM になったエンジニアが伝えたい、マネージャーを経験したほうが良い理由
サーバーとフロントエンドを束ねています。 1 on 1 や業務の調整、評価を行います。
他の会社では「部長」や「課長」みたいな立場の人がやる内容ですね。 最近のエンジニア組織では、「エンジニアリングマネージャー」という職種の人がエンジニアメンバーをマネジメントするケースが多いですね。
なんとなく「部長」とか、なんとなく「課長」ではなく、マネジメントの専門職の人が管理するのです。
エンジニアリングマネージャーになると、組織の課題が見えてきて、高い視点でマネージャーとして解決していくのが仕事になります。
また、グループマネージャーはマネージャーのマネージャーです。一般的な部長かな。
BASE を育てるための組織を作っていくのがエンジニアリングマネージャーの仕事です。