エンジニアの転職において、「どんな事業をやっている会社か」などは正直、そんなに重要ではありません。
勝又さんがおっしゃってたように、
- ステータス
- 待遇
- 技術スタック
がほぼ全て、というのはその通りです。
ネームバリューの重要性
大企業にいるうちは気付きませんが、ステータスは思ったよりも大事です。 誰だって、キラキラした有名企業で働きたいのです。
そんな当たり前のことに、しょぼい企業に入るまでは気付きませんでした。ネームバリューのある会社の中にいるうちは、ネームバリューの大きさに気付けないのです。
しょぼい会社は誇りを奪います。しょぼい会社に転職すると、友達に会社名を言いたくなくなります。 年収が低い会社だと自尊心が下がり、女の子も自信を持って口説けなくなります。低年収の男に人権などないからです。
ブランド力があって、年収が高い会社で働きましょう。 どうしてもやりたいことがあるときだけ、期間限定でベンチャーを選んでもいいですが、ベンチャーは定住するものではありません。
基本的に、何をとっても良いことなしです。ベンチャーはベンチャーでも、メガベンチャーか大企業が新しく作った(DX に特化した)子会社であればいいかもしれません。
転職の軸は何ですか?
「転職活動の軸は何ですか?」と聞かれることは本当に多いですが、ぶっちゃけるとステータス、待遇、技術スタックが最も重要で、その他はあまり気にしません。
事業内容も正直、そんなに気にならないです。
ただ、自分がユーザーとして興味が持てるサービスの方が、活躍できる余地は大きいかな、とは思います。
ユーザーとして興味が持てないサービスだと、ドメイン知識を身につけるときに苦労します。興味がないことを学ぶのは基本的には苦痛だからです。
BtoB の自社開発サービスはキャリアの無駄が多い
これまで色々なシステム開発を行ってきました。 色んなシステムを見てきました。
そこで確信したのは、ドメイン知識が複雑なシステムは、ドメインの勉強に時間を取られて、技術を磨く時間が削られてしまうということです。
金融であったり、通信であったり、物流であったり、医療であったり、とにかく BtoB はドメイン知識が複雑です。
メドレーのエンジニアは医学大全のようなものを机に置いているらしいですが、そんなものを勉強しても時間の無駄でしょう。
なぜなら、転職するとドメイン知識の価値はゼロになるからです。同じ業界で転職しない限り、ドメインの価値はゼロです。
金融系エンジニアは金融系に転職しないとドメイン知識を活かせません。 それよりは技術系のスキルに軸を置いた方が、よほど潰しがききます。
結論、toB よりも toC の方が技術的に面白くてスキルアップに集中できる可能性が高いです。
技術者としてステップアップするなら、toC 向けの事業をやっている会社を選びたいですね。
その会社で働いて、どんな職務経歴を書けるか?
会社で働いた期間で、職務経歴書にどんな内容を書けるかが重要です。
ベンダーコントロールしかしてません!みたいな職務経歴だと、次に転職するときに辛くなります。
「こんな業務をして、こんなスキルが身につきました」と自信を持って言える会社で働くのが重要です。
できれば、転職活動時に注目されるような、ネームバリューのある会社で働いた方がいいでしょう。
無名の会社よりも、面接官のウケが良くなります。
ちなみに上から目線で調子に乗ってる面接官がたまにいますが、そういう奴が出てきた会社はスルーしましょう。
転職活動では、ちょっとした違和感を無視しないのが重要です。
ちょっとした違和感は、働いた後に顕在化するからです。
学びがない環境に長く留まらない
学びが尽きた会社に長く留まる理由はありません。
ジョブホッパーは正社員採用で不利になりますが、学べることがなく、給料も安い会社で長く働くのは人生の無駄です。
さっさと転職しましょう。
給料が安くてスキルが身につかない会社は踏み台にしましょう。思い入れは不要です。
「給料が安い」ということは、働けば働くほど損しています。転職して他の会社で働けば、同じ時間でもっとお金がもらえるからです。
金払いが悪い会社にはさっさと見切りをつけましょう。
転職で面接を突破するコツ|想定質問と回答を事前に準備して、有価証券報告書とブログを読み込め
ツイッターなどでは声の大きい経営者が「経営者目線が重要だ」などとポジショントークを繰り広げたりしますが、無視していいです。 自分のメリットを最大限に追求しましょう。
自分にメリットがあって、それで会社に貢献するのが一番です。いずれにしても給料が安い会社はいる意味がないです。
「やりたいこと」や「身につけたいこと」があって転職しても、会社の方針変更によって簡単に「やりたいこと」は失われます。あなたのために会社があるわけではないからです。 特にベンチャーには「やりたいこと」なんて期待してはいけません。
ベンチャーは「やってること」がコロコロ変わるからです。
年収が正義です。年収が高い会社で働きましょう。