フォースタートアップスはスタートアップを中心に企業を紹介する転職エージェントです。
リクルーターとつながると、「talentship」 と呼ばれるフォースタートアップスの専用ページが開設されます。
talentship におすすめの企業の求人をどんどん載せてくれますので、そのページを見ながら応募するかしないかを選択します。
フォースタートアップスのリクルーターが紹介してくれる企業
紹介してくれる企業の例は以下のとおりです。 ※あくまで「例」です。人によって異なります。
- プレイド
- Mobility Technologies
- ヤプリ
- エクサウィザーズ
- セーフィー
- SmartHR
- タイミー
- JustInCase
- カケハシ
- アンドパッド
- FLUX
- インフキュリオン
- ヘイ
- Wovn Technologies
- UPSIDER
- READYFOR
- Finatext ホールディングス
- Sportip
- enechain
- ClipLine
上場前のベンチャー企業が中心ですが、すでに大きくなった企業も紹介してくれます。 絶賛成長中の企業の紹介が中心です。逆に大企業や歴史ある企業への求人はありません。
フォースタートアップスへの転職も勧めてくれることもあります。
フォースタートアップスのリクルーターとつながる方法
リクルートダイレクトスカウトや、ビズリーチに登録しておくと、向こうから連絡がきます。 メールが大量に来るので、見逃さないようにしましょう。
転職サイト経由でつながるか、ツテをたどるかだと思いますが、エンジニアであれば転職サイトに登録するだけで OK です。
フォースタートアップスの利用の流れ
リクルーターから連絡がきたあと、Zoom でミーティングを設定します。 ミーティングの際に、希望年収や希望の業務内容を伝えます。
フロントエンド志向、バックエンド志向の他に、どんな技術を使いたいかも話します。 技術の話を詳細にしすぎても、さすがにリクルーターの方は理解できないので、噛み砕いて話しましょう。
初回面談のときに、リクルーターの方が持っている求人をいくつか紹介してくれます。 紹介のときには、企業の業務の話もけっこう詳しくしてくれます。
初回ミーティングの後も、定期的に求人を紹介してくれます。
面接の調整や応募も勝手にやってくれます。
事前に talentship に職務経歴書と履歴書をアップロードする必要があります。
フォースタートアップスのリスク・デメリットとは
フォースタートアップスのリクルーターの方はフォースタートアップスの理念に共感している人です。 スタートアップに優秀な人材を送り込み、スタートアップを成長させることで、国全体の経済成長にもつながっていく、と本気で信じています。
スタートアップに優秀な人材を送り込むことで新陳代謝が進み、経済が活性化するという理屈は正しいのですが、送り込まれる側として自分にメリットがあるかどうかはよく考えましょう。
リクルーターにはバイアスがあります。
フォースタートアップスのリクルーターは原則、スタートアップ推しです。 大企業に対してネガティブな印象を持っている人も少なくはありません。
また、フォースタートアップスを利用する求職者も、「大企業に嫌気が差した人」が多いのです。 そのため、リクルーターにインプットされる情報も大企業に対してネガティブなものになります。
たとえば、私の担当したリクルーターの方は電通のような、斜陽産業である大手広告会社には否定的でしたが、2022 年 1〜6 月期の連結決算では、電通グループの純利益が前年同期比 18%増の 424 億円となっていました。
一方で、スタートアップ界隈の業績はボロボロです。株価も全く冴えません。
赤字のスタートアップは資本市場から資金調達できなければ詰みます。
もちろん、リクルーターの方は「年収が伸びているスタートアップ」を紹介してくれるのですが、今後もスタートアップの年収が伸び続けるかは不明瞭です。
不景気が長く続くと、スタートアップもエンジニアに高い年収を払っている場合ではないことに気付くはずです。
安易にスタートアップに転職せず、よく考えた上で、最も自分が得する道を選びましょう。