エンジニア転職のリアル

【転職エージェント比較】JACリクルートメントを使ってみた特徴と感想【おすすめ】

2023/01/27に公開
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

JAC リクルートメントは 1975 年に創業されたグローバルな人材紹介会社です。 人材業界では最大手で、大企業とのコネクションが非常に充実しています。

この記事では、転職活動で JAC リクルートメントを使って年収アップの内定を勝ち取ったエンジニアが、JAC リクルートメントのメリット・デメリットや特徴を語ります。

JAC リクルートメントさんにお世話になるか迷っている方は判断の参考にしてください。

JAC リクルートメントの特徴

JAC リクルートメントには以下のような特徴があります。

  • 取り扱っている企業の年収が高い
  • 複数のリクルーターから別々に連絡がくる
  • 面接対策を丁寧にやってくれる

JAC のリクルーターの方は揃って語りますが、基本的に JAC のリクルーターから紹介が来る企業は大きな企業で、かつ年収水準が高めです。

JAC リクルートメントのエージェント自体の年収が高めなので、リクルーターに手数料をケチってしまうようなお金のない企業の求人は取り扱っていないのです。

紹介される案件はスタートアップは少なめです。

上場して資金が潤沢にあるメガベンチャーであったり、大企業だったり、大企業が新設した子会社などの紹介が多いです。

取り扱っている企業の年収が高い

繰り返しになりますが、年収を上げたいエンジニアにとって、 JAC リクルートメントは有益です。

JAC リクルートメントが取り扱っている案件は 800 ~ 1500 万円帯が中心となります。

私は JAC リクルートメント経由で 4 社内定を取りましたが、全て年収 850 万円以上でした。

現在の年収が 650 万円以下の方は、ほぼ間違いなく年収アップが見込める求人ばかりになるでしょう。

取り扱っている企業は大手企業が多いです。

リクルーターと企業の関係が深いので、プッシュしてもらうと書類が通りやすい傾向があります。

逆に設立 5 年未満の弱小スタートアップなどを紹介されるケースはありませんでした。

小さい企業や、年収帯が低い企業は対象となっていないのか、あるいは私自身「年収を上げたい」と言っていたからなのかはわかりませんが、スタートアップの紹介は一つもなかったと思います。

なぜ JAC リクルートメント経由だと書類選考の確率が上がるのか?

転職活動する際は、もちろんリクルーターを使わずに自己応募するのもいいのですが、リクルーター経由の方が書類の通過率が上がることが多かったです。

理由としては、JAC リクルートメントのリクルーターは 1 人 1 人が担当企業を持っていて、企業の担当者と良好な関係を築いているからです。

お互いに「いい人紹介してよ〜」「この人はめっちゃいいっすよ。通したほうがいいっすよ」と信頼関係があるので、自己応募で書類を出すよりも通過率が上がるのです。

見込みがある候補者はかなり強くプッシュしてくれます。

また日程調整なども柔軟にやってくれるので、 Green や Forkwell で自己応募して自分で管理するよりはるかに楽です。

私は自己応募したり、Green 経由でも応募して何社か最終面接まで行ったりもしたたのですが、結局 JAC さん経由の企業に決まりました。

決め手は年収と業務内容だったのですが、「自ら選んで応募したはず」の自己応募や Green, Forkwell よりも JAC リクルートメント経由なのが皮肉なことです。

というのも、企業研究して外から見ているよりも、中の事情を親身になって教えてくれたからです。実際、入社してからも期待通りでした。嘘偽りない本音です。

今の会社にしてよかったー。

JAC のデメリット|複数のリクルーターから別々に連絡がくる

ここまで褒めちぎってきた JAC リクルートメントにもデメリットはあります(笑)

JAC リクルートメントはリクルーターごとに担当する企業が異なっています。 1 人が 1 つの企業と密に連携していくのです。

おかげで書類選考が通りやすい、というメリットはありますが、「複数の担当者から色んなメールが五月雨に飛んでくる」というデメリットもあります。

1 人のリクルーターが自分の担当になるというよりは、20 人がかりで 20 社を紹介されるようなイメージです。

当然、複数の電話番号から電話がかかってくるので、管理が大変になります。

「おイィィィお前も JAC かよォ」

と、最初は訳がわからなくなりがちです。

一元管理してくれたら助かるのですが、1 人 1 人別の企業から電話をかけてくるスタイルは変わらないようです。

一応、JAC 社内ではスケジュールを共有してくれているようですが、それでも「いや、お前らもっとちゃんと連携しろ!俺のスケジュールを社内で共有しろ!」と言いたくなる場面はたまにあります。

リクルーター各人がそれぞれ自社内でも競争しながら、自分の担当企業を紹介してくるようなイメージです。

面倒な点もありますが、総じて優秀なので、この辺のデメリットは目をつぶっても良いでしょう。

「色んな人から連絡来すぎや!」と言えばちゃんと調整してくれます。

また、「1 人 1 つの企業を紹介する」からといって、JAC の A さんと B さんで喧嘩するようなことはもちろんなく、会社全体で応援してくれます。

そこは安心してください。

JAC リクルートメントは面接対策を丁寧にやってくれる

複数社のリクルーターを活用しましたが、JAC リクルートメントが一番丁寧に面接対策をしてくれます。

  • 会社の事業内容
  • この企業ではこんなことを聞かれる傾向がある
  • この質問の回答を用意しておいてほしい
  • 最終面接はこれまでの傾向から 70%くらいの通過率である

など、面接に必要な情報を事前に色々と共有してくれるので、非常に助かります。

オファー面談から入社に至るまで、様々な点でサポートしてくれるのも地味にありがたいです。

特に最終に近くなるにつれて、求職者側も非常に神経質になってきます。

そんなときに面接対策をやってくれたりだとか、最終面接の傾向を教えてくれるのは気持ち的にも非常に助かりました。

JAC はたくさんの人から連絡が来ますが、終盤はみっちりサポートしてくれる一人が、一生懸命支えてくれるような感じになっていたと思います。

JAC リクルートメントを使い始めるには?

ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトのようなスカウトサイトの登録がきっかけとなることも多いですが、JAC のサイトから直接登録するのが王道です。

ビズリーチやリクルートメントダイレクトスカウトに登録すると、JAC 以外にも色々なリクルーターからスカウトメッセージが届きます。

リクルーターは玉石混交ですが、ひときわ年収水準が高そうな求人を持っているのが JAC リクルートメントの特徴です。

スカウトサイトのメッセージに返信すると、やり取りが始まります。

最初に Zoom でミーティングが設定されますので、初回のミーティングで自分の希望や意向を伝えましょう。

  • 次はどういう仕事がしたいのか
  • なぜ転職活動をしているのか
  • どれくらいの年収を想定しているか

などの質問の答えを(ざっくりとでも)用意しておくとスムーズです。

こちらの要望に応じて、求人の紹介をアレンジしてくれます。

面談後、JAC 専用の求人管理サイトの ID/パスワードがメールで届けられます。

求人管理サイトでは求人の一覧が表示されますが、結局、担当者とメールでやり取りすることになるのであまり見ることはないです。

職務経歴書、履歴書をアップする機能もありますが、私はメールで送りました。

JAC リクルートメントからの求人の紹介

初回ミーティング後、JAC リクルートメントの社内で候補者の情報が共有されます。

すると、複数の JAC のリクルーターからものすごい勢いでメールが送られてきます。

「こんな求人があります。いかがでしょうか」

といったメールで、求人票の PDF が添付されています。

送られてきたメールに返信すると、リクルーターが各社に書類を送ってくれます。

書類選考の始まりです。

大量にメールが届くと PDF を見逃しがちですので、Gmail などの検索しやすいツールを使いましょう。

PDF は Google ドライブなどに保存しても良いかもしれません。

企業との面接

書類が通ったら、リクルーターから面接の調整の連絡がきます。

空いている日程をリクルーターに伝えると、面接を設定してくれます。

企業と Zoom や Meet で面接した後、リクルーターから感想を求められます。

その後、リクルーター経由で合否の連絡がきます。

合否の連絡が来たあと、次の面接の調整もリクルーター経由で行います。

スケジュールの管理はある程度リクルーターに任せることもできますが、Google カレンダーに登録して、自分でも日程がわかるようにしておいた方がいいです。

転職活動中はとにかく次から次へと面接が入ってきて、一覧で管理できるようにしておかないとてんやわんやになります。

紙の手帳などの管理は途中から厳しくなるので、Google カレンダーを使いましょう。

内定が出たらどうなるか

内定が決まった後はオファー面談が設定されます。

オファー面談は選考ではないので、こちらから聞きたいことを聞きます。

オファー面談でエンジニアが聞いたこと

複数の選択肢がある場合は、複数社のオファー面談を受けて、その上でどこにするかを決めます。

各社につき各リクルーターがつきます。

リクルーターは自分が担当する企業に入ってもらいたそうな雰囲気を出してきますが、こちらの意向を最優先にしてくれるので安心してください。

内定の受諾はリクルーター経由で伝えます。 辞退する際もリクルーター経由です。

自分から「ごめんなさい」することはないのですが、リクルーター経由で「もう少し条件を調整するから、来てくれないか」とお願いされることもあります。

内定後、入社までも色々と迅速にサポートしてくれました。

総じて、本音で JAC リクルートメントはおすすめです。私が次に転職活動する際も、普通に JAC リクルートメントさんにお世話になるでしょう。

同じ JAC さんがやっている、外資系向けの転職サービスも気になっています。

今回の転職活動では使わなかったのですが、次は使ってみたいですね。


記事の感想をつぶやく→
作成

更新

文章量
6,600文字