エンジニア転職のリアル

オファー面談でエンジニアが聞いたこと

2022/06/23に公開
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

最終面接を通過すると、オファー面談が設定されます。

具体的な流れは以下の通りです。

  • 最終面接
  • 最終面接後、「内定」が通知される
  • リクルーターを通じて、年収試算書と雇用契約書を受け取る
  • 年収試算所と雇用契約書を確認して、条件に合意する
    • 合意できない場合は交渉する
  • オファー面談の実施
  • オファー面談後、だいたい 1 週間以内に内定を受諾するか返事をする

ここからは私が具体的に何を話したか紹介します。

オファー面談で何を話すのか?

大前提として、オファー面談には選考要素はありません。

既に内定は出ている状態なので、好きなことを聞きましょう。

オファー面談はお互いの理解を深める場であり、どちらかというと企業がアピールする場でもあります。

最初に人事部の方が雇用契約書の内容について説明してくれます。 雇用契約書は事前にリクルーターの方を通じて送ってくれるはずです。

雇用契約書には以下のような内容が書いてあります。

  • 入社日(面接中に話した日程で仮で記載している)
  • 就業場所
  • 職種
  • 等級
  • 役職
  • 配属先
  • 始業・終業の時刻や休憩時間など
  • 休日について(週休 2 日+祝祭日、みたいなことが書かれている)
  • 休暇について(有給休暇や特別休暇の日数が記載されている)
  • 賃金
  • 退職について
  • 保険など

オファー面談前に内容はよく読み込んでおきましょう。 疑問に思った点は素直にメモしておきます。

オファー面談中に改めて、オファー条件、職階、有給休暇や福利厚生について説明してくれます。

福利厚生など、選考中に質問しづらかった内容についてはここでよく聞いておきましょう。

雇用条件は非常に重要です。手当についてもよく聞いておきましょう。

家賃手当、子供手当などが出る会社もあります。通勤手当やリモートワークの有無についても聞けます。

繰り返しになりますが、オファー面談は採用・評価には関係ありません。

聞きたいことは全部聞いて、入社前に違和感を残さないようにしましょう。

人事部の方から雇用契約や会社の制度の話を聞いた後、質問する時間をいただきます。 どの会社もだいたい 30 分くらいです。

質問する内容は以下のようなイメージです。

  • 内定通知書・雇用契約書の内容について深堀りする
  • キャリアパス
  • 評価制度
  • 福利厚生
  • 入社日
  • 期待される役割
  • 入社後のプロジェクトの想定
  • プロジェクトで使う技術スタック
  • 1 日の会議時間
  • 始業時間と終業時間のイメージ

他にも気になることがあれば、オファー面談中に潰しておきましょう。

個人的には会議が多い会社で働くのは嫌だったので、自分と同じような職種の人の会議時間を聞いていました(笑)

退社から入社までに時間が空く場合は、オファー面談で聞いた内容を元に、色々と勉強して準備しておくのが良いと思います。

ちなみに私は退職から入社までは 1 ヶ月以上空けています。それで次回の転職に不利になったり、入社後に評価が下げられるなんてことは全くありません。 国民年金の切替手続きも大した手間ではないので、お金が不安でなければ、普通に 1〜2 ヶ月くらい空けても良いのではないでしょうか。

オファー面談では「実際に入社してからの業務のイメージをざっくりと掴めるかどうか」がポイントです。

入社後を想像するための材料を集めましょう。

失礼な内容でなければ、普通に何でも聞いて大丈夫です。ここで内定が取り消されることはありません。 なぜなら、すでに内定通知書は出ているからです。

オファーの承諾期限

だいたい 1 週間が目安です。

期限を設定される会社と、されない会社がありますが、1 週間を目処に返事をするのがマナーです。

日系大企業などは 3 日とかで指定されますが、3 日で指定されると、他の会社のオファー面談の調整が難しくなります。

オファー受諾までの期限の傾向は転職エージェントに事前に相談しておきましょう。

「この会社はだいたい期限 3 日で出してきます」などの情報をくれます。

そこから逆算してオファー面談の日程を調整し、複数社を天秤にかけてどの会社に行くかを選ぶようにしましょう。

【IT・WEB エンジニア向け】おすすめ転職サイト|各サイトのメリット・デメリットを年収 1000 万超の現役エンジニアが徹底解説

複数オファーが出た場合はどうする?

最終面接の時期を調節して、横並びで比較できるようにしましょう。

実際の転職活動では、最後の 1 週間は、複数の会社の最終面接・オファー面談が一斉に並ぶようなイメージです。

それぞれの会社のオファー面談を受けて、条件を書き出して比較します。

私は Excel に諸条件や自分が職場に求めているものをマトリクスにして、内定をいただいた会社のメリット・デメリットを比較しました。

内定が出たタイミングで、志望度の低い会社については辞退の手続きを行います。

オファーの承諾はリクルーターを通じて行います。

承諾したタイミングで、他の会社の選考はすべて辞退することになります。

辞退の方法については下記の記事を参考にしてください。

【エンジニア転職】企業に選考辞退を申し入れる際のマナーとテンプレ

辞退したあとは、「どういった理由で辞退に至ったのか」を聞かれることもあります。

そのときは、忌憚なき意見をお送りするのが良いでしょう。

希望年収は最終面接でしっかり使える

記事の上部で以下の流れを紹介しました。

  • 最終面接
  • 最終面接後、「内定」が通知される
  • リクルーターを通じて、年収試算書と雇用契約書を受け取る

ここは非常に重要な点ですが、オファー面談の前にある「最終面接」で企業側が提示する年収額は一旦決まるのです。

オファー面談中の交渉でさらに年収を上げていくことはできますが、精神的にも面倒な部分は少なからずあります。

まずは「最終面接」でしっかりと希望年収を伝えましょう。

年収を上げたいときは、根拠を伝えましょう。

最終面接後、企業内で採用会議が行われます。 そのときに「この人はこの役職のこの職階で、このくらいの年収でオファーしよう」と決まるのです。

希望年収をちゃんと高めに伝えないといけません。 低い年収で内定通知書が来たら面倒なことになります。

もちろん、希望年収が異常に高すぎる場合は企業側で「条件が合わないから採用できない」と判断される可能性もあります。

平均年収が 500 万円の会社で「年収 1000 万ください」というと、上司にあたる人よりも年収が高くなってしまうので、通りません。

受けている会社の年収水準を意識しつつ、年収アップを狙っていきましょう。

年収水準が高い会社を受けるのが大事です。

年収はスキルよりも「前職の年収」で決まる!スキルアップよりキャリアアップを狙え


記事の感想をつぶやく→
作成

更新

文章量
3,000文字