エンジニア転職のリアル

転職は辛い!誰だってやりたくない!その理由と転職活動の期間について

2022/05/27に公開
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転職活動は辛い。

人生の貴重な時間を大量に消費してしまう。

知らない人とひっきりなしに会話するのも疲れるし、企業と日程調整しまくるのも面倒くさい。

やらずに済むならやらないでおきたい。ものすごく時間がかかるからだ。

転職活動中はプライベートの活動も大きく制限されるだろう。

私は大手SIerから給料の低い中小企業に転職した。

スキルを身につけるためだ。中に入って最初の数カ月は「新しい文化」に感動していたが、その後、ベンチャーは楽園ではないことに気付いた。

ただ年収が低いだけで、つまらない仕事は山程あった。

給料の低い会社でつまらない仕事を振られるたびに思っていた。

「この会社の人間は、なぜ転職しないのか?」と。

年収が低く、仕事も面白くない。

技術者として成長できる余地もない会社で、なぜ働き続けているのかと。

しかし、実際に転職活動をして気付いた。

転職活動は辛いのだ。

「現職に大きな不満がなければ、転職活動は続けられない」と。

よほどの不満がないと、「転職活動のしんどさ」の方が勝ってしまうのだ。

とにかく面倒くさい。大変なのが転職活動である。

ほとんどの人は、できれば転職活動なんてしたくない。

それでも頑張れるのは、「現職がクソすぎる」という反骨の精神があるからに違いない。

「現職にそんなに不満がない状態」で、ステップアップのためだけに転職活動ができる人はそれほど多くはないのだ。

転職活動はなぜ辛いのか

転職活動が辛い理由はシンプルである。 とにかく面倒くさいのだ。

色々な人間と話さなければならない。毎日毎日違う人が登場して、頭をフル回転させて受け答えする。

60分の面接で、凄まじく消耗してしまう。

まともに面接に臨むのであれば、会社の情報を熱心に調べなければならない。 上場企業であれば、数年分の決算資料を読み込み、質問事項を5つくらい考える。

自分なりの仮説も立てていく。

企業分析を毎日、色んな会社でやっていくのだ。 これは想像以上に辛い。

個人的には、企業研究を毎日2〜3社、続けていた時期が一番つらかった。 毎日新しい会社の面接を2社ほど受けていたのだ。

書類選考を突破できるのはありがたいことなのだが、面接が入りすぎると詰んでしまう。

現在の業務を続けながらの面接が辛い

現職の仕事を続けながら、新しい会社の面接を受けるのは非常に骨が折れる。 限られた時間で企業研究をして、面接の準備をして、面接が終わったらまた業務に戻る。

とにかく時間がないのだ。

仕事の時間以外はほぼ全て、面接対応に当てる。

中にはコーディング試験であったり、課題を出される会社もある。 欲張って詰め込むとあっという間にパンクしてしまう。

だが、色んな会社を受けずに1社に絞るのはリスクが高すぎる。

絶妙なバランスを取るのは当然難しいため、受けられる会社は全部受けることになり、結果自分の首を絞めてしまう。

フルリモートだと面接は受けやすいが、詰め込みすぎると辛い

フルリモートかつフルフレックスであれば、ある程度面接の自由は効く。 日中の隙間の時間でも調整しやすい。

しかしながら、隙間の時間で面接を消化していくのはものすごい負担になる。

脳が休まる瞬間が全くなくなってしまうのだ。

会議がない時間帯に中抜けして面接を受ける。面接を受けて、また業務に戻るとスイッチングコストが大きくなる。 現職の仕事にはほとんど集中できなくなるだろう。

転職活動にリソースを割かれると、他のことが手につかなくなるのだ。

1日に受ける会社は1社が限界

フルリモートだと1日に2、3社の面接を入れることもできてしまう。 だが、私の経験上、1日に2社以上入れるのはおすすめできない。

各企業の業務がごちゃごちゃになって混乱してしまうし、まともに企業研究もできないだろう。

面接の最後に「質問ありますか?」は必ず聞かれるが、質問を考える余裕がなくなってしまうのだ。

最高でも1日1社、週に4社、週に1日は空きを入れるのがいい。

それ以上入れると、本当にきつくなってくる。スケジュール的にも辛いし、何より精神が追い込まれてしまう。

面接で落とされると辛い

面接で不合格通知が来ると辛いのは誰もが同じだ。 辛い。苦しい。悔しい。

悔やんでも悔やみきれない。

でも、仕方ないのだ。

恋愛と同じで、100%勝てる魔法があるわけでもない。 振られることはある。

では、面接で落ちて辛い気持ちをどう乗り越えればいいか。

たくさん受ければいい。

たくさん受けていると、いちいち1つの企業に落ちたくらいでヘコんでいる暇はなくなる。 考える余裕がないのだ。

そもそも、「その会社でなければならない理由」なんてものは思い込みに過ぎない。

会社にこだわる必要はない。事業よりも金の方が間違いなく大事だ。

「いい会社」に入っても、やりがいがあるとは限らない。くだらない仕事もたくさんある。

金は裏切らない。そして、金を基準にすれば、選べる会社はたくさんある。

選べる会社がたくさんあれば、1つの会社で落ちたくらいでは悲しくならない。

転職活動は続けさえすれば、必ず次が見つかるので、安心してほしい。

転職活動が終わらない人はいない。

転職活動の期間

辛い時期は永遠には続かない。 本格的に転職活動を始めてから、1ヶ月半〜2ヶ月くらいで転職は決まる。

2ヶ月頑張るだけで、年収が300万円アップすると思えば、頑張る価値は間違いなくある。

転職活動は本当にしんどいし、何度もやりたいものではない。 だが、くだらない会社で時間を無駄にするのは人生の浪費である。

低い年収で自分の時間を切り売りするわけにもいかない。

さっさと転職活動してしまった方が結局、人生にはプラスになるのだ。 2ヶ月頑張れば、その先2年が楽しくなるし、豊かになる。

だから、転職活動は投資の費用対効果が非常に高い、素晴らしい時間なのだ。

しんどい転職活動だが、どんな時間の使い方よりもコスパが高いので、転職活動は迷わずに始めて、始めてしまった人は終わりまで突っ走ってみてほしい。

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