エンジニア転職のリアル

野村総合研究所にパワハラはあるのか?うつで休職する人がどれくらいいるのか

2022/08/05に公開
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野村総合研究所でパワハラがあるのか? 鬱で休職する人はいるのか?

入社前に気になる人もいると思います。

正直に言います。

休職する人は一定数います。

1 つの部署で 1〜2 人くらいです。20〜30 人いたら、1〜2 人は休職する人が出てくるイメージです。

男性も女性も休職しますが、感覚的には女性の方が休職する人は多い印象があります。

1 度休職しても普通に復帰はできます。 復帰した際は軽めの業務を割り当てられます。

休職して復帰した場合、残業は基本的になくなります。 GM と呼ばれる課長職の方や部長が、気を遣ってアサインしてくれます。

1 度休職したからといって何か差別されることはありません。 とはいえ、「出世競争」みたいのを意識しているのであれば、同期に比べて「休職した分+印象を下げた分」遅れてしまいます。

ただ、私が中にいた感触では、野村総合研究所で「出世したい・社長になりたい」みたいなことを露骨に考えている人は見たことがないです。

休職してしまったとしても、のんびりと復職すればいいでしょう。 鬱や体調不良で会社に来なくなった人は狭い観測範囲で5人以上は見ましたが、クビになった人は一人もいません。

残業がなければ NRI は超絶ホワイト企業です。残業がなければ間違いなく日本最高の企業です。

逆に言えば、毎月 45 時間以上、残業してるからコスパが悪いとも言えるのですが...。

野村総合研究所ではうつになる人はいるのか?

鬱になって休職する人はいます。

休職したからといって、大々的に「あの人は鬱である」と公表されたりはしません。

実際には、だんだんと休みが目立つようになり、週に 1 度の休みが 2 度になり、3 度になり、そのまま来なくなるパターンが多いです。

だからといって、周りの人が何かできるかというと何もできません。

「来なくなったなー」くらいにしか思いません。

鬱なんだろうな、とは皆が感じています。

会社に行こうとすると動機がしたり、ため息が止まらない感じになるみたいです。

自分がそうなった場合は、一刻も早く転職活動するのをおすすめします。

野村総合研究所にはパワハラ並みに詰める人はいる

NRI には「詰める文化」なるものが存在しています。

1990 年後半から 2000 年代前半に入社した社員は「詰める文化」の中で育ってきたので、自分の部下も詰めようとします。

それをパワハラと感じるかは人によります。私はパワハラだと思いますが、「厳しさは愛」と捉えるドMがいるのも事実です。

しょうもないことに突っかかってきて、大勢の前で無駄に論破しようとする人間が一定数います。

自分が詰められて育ってきたからこそ、「詰めるのが仕事」と考えている人も少なくありません。

NRIでは「自社の社員」と「協力会社」が一緒になって開発を進めます。 詰められるのは主に「自社の社員」ですが、サイコパスなNRI社員は「協力会社」のメンバーも容赦なく詰めます。

「詰める」というのは、「なんで進捗悪いの?なんで?なんでできないの?」と詰問していくイメージです。

内心「うぜえな、じゃあお前がやれよ」と思っていても、割と黙って聞くことが多いです。

詰められるからこそ、NRI社員は必死に残業するのだとも思います。

進捗が遅れて怒られるのが嫌で、必死に働くのです。 必死に働いたんだから見逃してくれよ...という悲痛な叫びとも取れます。

詰めるタイプの人間がプロジェクトマネージャーのプロジェクトに入ると、毎日相当なストレスが溜まります。

限界が来る前に転職活動しましょう。

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野村総合研究所の「詰める」とは何か?

「詰める」とは NRI の内部用語かもしれません。

「なぜなの?」 「どうしてできないの?」 「どういうこと?」 「説明して」

みたいに、何かと論理的な説明を求める文化を「詰める文化」と言います。

「こうなっているのは何か理由はあるんだろうか。対策とかは考えてるかな?」くらいに普通に聞けばいいものを

「なぜなの?説明してよ」みたいに偉そうに聞く人間が多いのが特徴です。

端的にいって、「詰める行為」は自分の権力を誇示するための自己満足に過ぎず、部下のモチベーションを下げる無駄な行動です。

それでも辞められないのは、「自分が詰められてきたから、部下を詰めるのが愛情なのだ」という歪んだ価値観が染み付いているからに他なりません。

他人を詰めて気持ちよくなっているようにも見えました。

他人を萎縮させると、逆に正確な報告が上がってきづらくなります。 職場の雰囲気が悪くなり、下から意見が出てこなくなります。

詰めても意味がない、ということにいつまで経っても気付かないのは、頭が悪いか幼稚だからでしょう。

そういう人間は一定数います。

大体 3 分の 2 くらいの確率で、そういう人間がいるチームに配属されるでしょう。

詰める人間がおらず、心理的安全性を大切にしたチームに配属されたら、あなたはとても運が良い人です。 そのチームで全力を尽くしましょう。

「詰める」ことに効果はあるのか?

ぶっちゃけ、効果はあると思います。ムカつきますが、馬をムチで叩く程度の意味はあります。

ぬるい会社だといちいち進捗を詰めてくる上司はいませんが、進捗へのプレッシャーは明らかに野村総合研究所が上です。

間に合わないなら無限に残業する!とにかく働きまくって、深夜残業してでも締切に間に合わせる!と追い込まれるのは、詰められるからに他なりません。

怒られるから頑張るのです。

ぶっちゃけ、NRI のマネジメント能力が取り立てて優れているわけではなく、詰める文化によって社員を定時+5 時間働かせることで、生産性を上げているのです。

毎日 13 時間働けば、8 時間働くよりも当然アウトプットは大きくなります。

全員が残業しまくっているからこそ、アウトプットが出るのです。

野村総合研究所の残業は多い?社員が実態を紹介

野村総合研究所には結局、パワハラは存在するのか?

パワハラとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」です。

そういう意味では、野村総合研究所では「業務の適正な範囲を超えて精神的な苦痛を与える」詰め方をする人間は一定数います。

というより、いないチームのほうが珍しいです。8 人いたら 1 人はモンスターだと思ってください。

身体的な苦痛を与えてくるキチガイはいないので、そこは安心してください。某証券では灰皿が飛んでくるらしいのですが、そういうのは無いです。

しかしながら、中の人はさすがにタフな人が多く、詰めてくる奴に対して心が折れる人はあまりいません。

詰めるのが当たり前になっているので、パワハラと認識されることもありません。

結局、中にいると偉そうな人間になり、勘違いしている奴も少なくないのが実態です。

NRI 社員は 2 年目くらいから協力会社の人に指示して「詰めてもいい」立場になるので、より一層勘違いを助長させる傾向があります。

心の弱い人間はすぐに染まってしまいます。

外からは理解できないパワハラ文化

NRI 社内では「この会社なら当たり前」とされているものの、他者から見るとパワハラと思われる仕事のやり方もあるかもしれません。 念の為に書いておくと、「きつい仕事」は NRI 社内では「当たり前」なので、いちいちパワハラとはみなされません。

それゆえに、以下で書くような内容に対して「パワハラだ!」と叫ぶような人もいません。

  • 夜 20 時からいきなり会議が入る
  • 6〜8 人くらいの会議の場で個人を詰める
  • 他の人に見える場所で「なんで?なんで?」と詰める
  • 深夜に鳴り響く電話を取らなかったら詰める
  • 休日にスマホに届くメールをチェックしていなかったら「なんで見てないの?」と詰める

NRI 社員は給料が高いので、なかなか辞めることができません。

いちいち小姑のように「なんで?なんで?」と聞いてくるうざい上司が許されるのも、NRI の給料が高いからです。

もし NRI の給料が安いのであれば、上司が「なんで?なんで?」と聞いてきたときに

「いや、お前はなんでだと思うの?」

と聞き返すでしょう。

「理由がわからないならお前がリソースの配分を間違っているか、無茶なスケジュールを強要しているんじゃないですか?」

と言い返すでしょう。

給料が高いから、理不尽にも文句を言えず、上司(プロジェクトマネージャーまたはプロジェクトリーダー)には逆らわない仕様になっています。

まぁ、言い返しても別にクビにはならないのですが。

普通の会社ならパワハラなのですが、そもそもこの程度をパワハラだと騒ぐ人は入社してこないので、中で自浄作用は働かないし、必要ともされません。

無茶振り、無茶な詰め方をする人の部下は馬車馬のように働きまくるようになるため、必死に残業して、1MD = 15 時間の労働をこなし、スケジュールに間に合わせます。

NRI の 1 人日は 8 時間ではないのです。

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ムカつく上司には転職して復讐しよう

ここまでパワハラについて色々と語ってきましたが、本当にムカついたら転職しましょう。

NRI では得られる経験よりも年収が高いので、転職活動して NRI 以上の年収をもらえる確率はそれほど高くないです。

TE(テクニカルエンジニア)でもない限りは、IT 業界で転職してもおそらく年収は下がるでしょう。

AE(アプリケーションエンジニア)で年収を上げたい人はコンサルか外資 SaaS の営業しか選択肢がないように思います。

それでも、プロジェクトマネージャーでの求人は多数あります。

サクッと転職してしまったほうが幸せになるケースもたくさんあります。

NRI が人生の全てではないのです。そして、NRI で働いた経験は「錯覚資産」となって、後から効いてきます。

「NRI で働いていたんだから優秀な人なんだろう」と思われるのです。転職活動してみたらびっくりするでしょう。

パワハラされてんなーと思ったら、まずは他の会社を見てみましょう。 年収 1000 万の求人もけっこうありますよ。

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